鉾町では、二階囃子が流れる七月早々に、八幡山の皆さんが揃って「厄除け粽造り」をしました。

いつものように、二つの大学から学生さんの応援も得て、予定より早く終えられました。

第一会場は、町内の「八竹庵」さん

貴重な「町屋美術館」の由緒有るお部屋をお借りしての作業です。

八竹庵さんの部屋は、すっかり「夏仕様」に設えられています。

畳を傷めないように、ブルーシートを敷いて、5枚の化粧紙を取り付ける順序と、コツを確認しながら・・・。

みなさん、真剣そのものです。

 

第2会場は、呉服屋さんの「みどりやさん」の店舗をおかりして。

今年新調した、八幡山のポロシャツで作業されています。

お祭りが始まったら、八幡山はこのシャツの人があちらこちらで頑張って居ます。 

厄除け粽は、茅の葉を巻いて「粽」の状態にまでは京都北山の人達が作ってくれて居ます。上の画像のとおり。

その粽に、このような5枚の化粧紙を取り付けてゆきます。

これがなかなかの手間仕事で、器用な人は腕の見せどころです。

因みに、福寿海無量の意味は「幸せやおめでたい事が、海の水のように溢れるほどやってくる」と言うことです。

蘇民将来子孫也の意味は下の画像を御覧下さい。

祇園祭は、こうして皆さんの邪気を追い払う、厄除けの役目を果たしています。

粽造りの動画は「こちら」から。

「厄除けちまき」が、次々に綺麗に仕上がってゆきます。

これらは全て、八坂神社に運び込んで御祓いを受けてから、21日、22日、23日の宵山に、皆さんのお手元に渡ります。

昨年は、21日に売り切れとなり、大変御迷惑をお掛けしましたので今年は少々増やしましたが、果たして・・。

八幡山へ御奉賛をお申し込みの方々へは、この中から取り置きをする事になっております。

(萬)