八幡山の宵山の会所飾りで、いつも展示される「元禄時代の見送り裂」です。
元禄時代の見送りの柄を再現して新調したのが、この前懸けです。
この図案の作成には、八幡山の先人の方々が大変苦労されたとの言い伝えが有ります。
拡大しても、このような様子で、とても絵柄になりませんでした。
そこで、赤外線カメラの撮影を試みたところ、肉眼では見えない文字と絵柄が浮かび上がったのです。
この赤外線写真は、八幡山の土蔵に大事に保管されています。
これは「伯牙山さん」の前懸けと同じ図案でした。
当時は、好まれる図案をこうしていろいろなお山が懸装品として懸けていたようです。
伯牙山さん
昭和61年の「山町鉾町」に、八幡山と伯牙山さんが情報を交換しながら
前懸けの復元新調を進めて居た事が詳しく記載されています。