今日の京都新聞に「数年後に巡行への復帰を目指す大船鉾が、今年は唐櫃巡行」との記事が有りました。
数年前から町内の人は勿論、京都市も一致協力して、大船鉾の再建に努力してこられた結果、やっとここまでこぎつけられたようです。
その復帰に平行して、前祭(さきまつり)と後祭(あとまつり)の巡行を、45年前のとおり7月17日と24日の二回に戻そうとの相談も進んでいます。
もともと祇園さん(八坂神社)から、御神輿が御旅所に入られるのをお迎えする神幸祭として「前祭(さきまつり)巡行」が17日。
24日にお帰りになるのをお送りする還幸祭としての「後祭(あとまつり)巡行」となっていました。
それが、いろいろな事情を検討して、昭和41年からは、17日に前祭(さきまつり)23基の次に後祭(あとまつり)9基が続いて、一緒に巡行することになりました。
それを、お迎え、お送りの意味合いをはっきり後世に残す為にも17日と24日に分けるべきとの意見が多く出されています。
警備、観光、道路事情などいろいろな諸問題を解決すれば、ちかいうち本来のお祭りに戻れそうです。
その頃には「大船鉾」も、車輪を軋ませて後祭(あとまつり)のしんがりを巡行することでしょう。(萬)
京都ヨドバシカメラ1階展示室にて