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親カテゴリ: 八幡山かわら版
カテゴリ: 2020年八幡山ブログ京都祇園祭

 

八幡山の神事には欠かせない「三宝」は、現在大小合わせて10台ほど有りますが、いずれも相当な年数が経過したものばかりです。

 

三宝はこうして神前飾りにお供え物を載せるのに使います。

 

裏には、文化元年、昭和5年、昭和12年との文字が見えるので痛みが激しいのも当然です。(文化は、220年前です)

1月1日のお正月、7月18日の吉符入り、お祭りの宵山飾り期間、8月10日の放生会。

これだけの神事に、様々なお供え物を載せて神前にお供えします。

そんな折、余りの傷み具合を見かねてこの度お町内の一人が寄進したいと申し出られて、2月頃から制作されて居ました。

 

木曽檜材に漆の重ね塗りと、実に手間の掛かる工程を経て、お祭りに間に合うように出来上がりました。

ところが今年のお祭りは寂しい事になったので、役員さんへは現物を披露して、町内の皆さんへはは画像をプリントして、回覧での披露となりました。  

 

 

さすがによく光っています。 またまた200年以上もの間、八幡山で光り続けることでしょう。

 

 

三宝と同時に、収納箱3個も寄進されました。 お町内の「kさん」ありがとうございました。(萬)

 

 

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