印刷
親カテゴリ: 八幡山かわら版
カテゴリ: 2018年八幡山ブログ京都祇園祭

7月24日、朝から巡行用の懸装品で仕上げた八幡山は、20人程のお供の人と共に8時30分、巡行に出発しました。

 

今年は九番目ですが、八幡山が出発しないと、北観音山、南観音山、大船鉾が出て来られないので、少し早めの出発です。

 

https://www.youtube.com/watch?v=3cBaXgUHNcc

 

広い御池通りへ出てから、全10基の山鉾が揃うまでは待機時間なので、その間に記念撮影をしました。

旗持ちと、チリン棒担当の人は八幡山の貴重な「町外協力者8人」のうちの3人です。

もう10数年もの間、八幡山の為に多くの時間を費やしてお手伝いしをしてもらっています。

留守番部隊で活躍中の町外協力者も居られます。

9時30分丁度に、さあ巡行出発。

後に大船鉾のお囃子を聴きながら。

大工方4人の指導で、ボランティア担ぎ手20人が、元気に八幡山を動かしてくれます。

今年は、かつて例をみない猛暑の為、山鉾連合会も八幡山も熱中症対策を充分に準備しての出発です。

市役所前の「籤改め場」で、正使と副使二人が揃いました。

先ず副使が、八幡山の粽と白扇を献上します。

 

それから、正使が文箱に入れた「巡行順序の札」を、古式に則って市長が扮した奉行に検分して貰います。

江戸の頃、巡行の先陣争いが絶えなかったので、六角堂で予め籤を引いて、その順序通りに巡行する事になった名残です。

 

順序を確認して貰えたら、正使は大きな仕草で八幡山を迎えます。

市長さんも、受け取った籤を手にしながら、迎えてくれます。

この後八幡山は市長さんに自慢の懸装品を全てお見せするために、大きなかけ声とともに一回りします。

 

四条通の「御旅所」では、これが巡行のメイン「八坂神社へ拝礼」です。

主行司さんの拝礼に合わせて、全員が「二礼二拍手一礼」

これで、巡行を無事に終えたことになります。

町内まであと3.40分の、猛暑の帰り巡行は続きます。

約5時間の巡行を終えて、体調を崩す人は一人も無く、無事に町内へ帰り「お疲れ様」の声と共に、大きな拍手で迎えられました。(萬)

 

参照数: 2311