祇園祭山鉾33基のひとつ、八幡山を擁する「三条町」の2016年は、1月1日の「拝賀式」の挨拶から始まって、もう3月も半ば。1月末には八幡山の役員が集まって、昨年の決算と反省が有り、その後今年の予算と行事の打ち合わせが有りました。今月にはまた、評議員会が有り、いろいろな事項の確認が行われます。

町内では30軒ほどの住人が二組に分かれて、毎年交代で神事を司る「行司当番」を担当していますが「行司さん」に当たった人達は、いろいろな準備作業を始めています。町内に建つ、マンションや商業ビルの人達からの参加も少しずつ増えて居り、お祭りの維持には嬉しい兆しです。

お祭りの間、年に3日間だけお授けする品々のうち、特に製作に日数を擁する「鳩笛、鳩鈴」だけは、いつもこの時期に発注しなくては間に合いません。その他、メインの「厄除け粽」をはじめ「手拭い」「うちわ」「御守り」「おみくじ」「ろうそく」等も、これから順次発注しなくては。また、町内の人が総出で粽に取り付ける「化粧紙五種類」や「鳩笛の由来書」「手拭いに入れる厄除け札」などの印刷物は、もう少し先で発注。

着々と例年通りの準備を進めて行って、7月2日の「籤取り式」、7月18日の「吉符入り」「山建て」、7月21日の「町会所飾り」7月24日の「山鉾後祭巡行」に備えます。(萬)

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