はちまんやまのりゅうのみおくり

大きな2枚の織物は、見送りと言って、お山の後ろを飾る華々しい物です。龍の柄(雲龍波涛図)(宝暦年間)、と童の柄(日輪双凰の帽額附き)(天明5年(1785)の制作です。)2枚有りますので、 1 年おきに巡行にか懸けています。いずれも250年前の製作です。 見送りの上には、丸い大きな金具の飾り物を2個、裾にはやはり金物細工による、 葵の模様の金具を7個つけます。 真ん中に、黒塗りの柱に金色の金具を施した長い棒が3本有ります。これを見送掛金具と云い、和州法隆寺写し水滴模様木彫り漆箔押しで、これを、鳥居の形に組み立てて見送りを掛けます。 天保八年の作です。寸法:149cmX235cm

この見送掛金具を鳥居の形に組み立て、見送りを掛けている写真を次に掲載します。

まず、東西(左側、右側)の柱を建てました。次に上の部分の取付です。

これで、鳥居の形に組み上がりました。

鳥居に組み上がりましたので、見送りを掛けます。